城フェス vol.7 in GIFU-KANI レポート

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城フェス vol.7 in GIFU-KANI、大盛況のうちに終えることができました。
今回も、前売券は早々にSOLDOUT。
岐阜や愛知だけでなく、東京、千葉、埼玉、京都、大阪、滋賀、長野、福井、三重から、
100名の方々がご参加くださいました。
「楽しかった!」「もっと聞きたかった!」というご感想をいただき、安心しています。
ご来城いただいたみなさま、ゲストの方々、本当にありがとうございました。

今回は初の東海開催!
しかも、岐阜県可児市さん及び可児市山城連絡協議会さん主催の
「山城に行こう in 可児2016 東美濃の山城大集合」という大イベント内で
「mission2 宴」として開催させていただきました。
いつにも増して終始手探りのエア平泳ぎ状態でしたが、可児市のみなさまに感謝です。

■開催概要
日時:2016年10月7日(土)16:30〜19:30(16:00OPEN)
場所:文化創造センターala レセプションホール
出演:中井均((滋賀県立大学教授/城郭研究家)、
加藤理文(織豊期城郭研究会/城郭研究家)、
香川元太郎(イラストレーター)、
坂本昇治(「発見!ニッポン城めぐり」プロデューサー)
萩原さちこ(城郭ライター/城フェス実行委員長)
滝沢弘康(かみゆ歴史編集部/城フェス実行委員)
チケット代:¥4,000(飲食代込み)

■タイムスケジュール
【第1部】
1.城フェスvol.7スタート!実行委員長よりご挨拶&ゲストご紹介&乾杯
2.可児市山城フリートーク①
中井均先生&加藤理文先生&香川元太郎さん&萩原さちこ
「金山城、今城、大森城、久々利城…可児の山城を語り尽くす!」
【第2部】
3.可児市山城フリートーク②
中井均先生&加藤理文先生&萩原さちこ
「美濃金山城の実態に迫る!〜織豊系城郭のなかの金山城とは〜」
【第3部】
4.スペシャルトーク
坂本昇治さん&萩原さちこ
「大人気アプリ「発見!ニッポン城めぐり」開発ウラ話」
5.豪華景品争奪!山城クイズ大会!!
城フェス限定・香川元太郎さんコラボver.

 

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こんな立派な会場で城フェスを開催させていただけるとは…!
可児市さま、ありがとうございます。

 

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バイキング形式の立派なお料理とフリードリンク!
とはいえ、ゆっくりお料理を取っていただくなまぬるいフリータイムは設けず、
城トークに時間と全労力を捧げるのが城フェススタイルです。

 

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当日のこの時間は別のところにいた萩原、受付にみなさんが殺到するこの写真を見て感激しています、今。
書籍販売ブースも、気づけばけっこう充実&盛況。
お手伝いしてくださった(させた)
「発見!ニッポン城めぐり」のスタッフさま、ありがとうございます。

 

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 1.城フェスvol.6スタート!実行委員長よりご挨拶&ゲストご紹介&乾杯

乾杯の音頭は中井先生。
「みなさんの健康とご多幸…よりも、城にカンパイ!」という名言でスタート!

 

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2.可児市山城フリートーク①
中井均先生&加藤理文先生&香川元太郎さん&萩原さちこ
「金山城、今城、大森城、久々利城…可児の山城を語り尽くす!」

ゲストが豪華すぎて、…のわりに時間が短くて。。
日中に行われた、加藤先生による美濃金山城の見学会(mission1偵察)、
中井先生による大森城と今城の見学会(mission1偵察)のお話、
翌日の久々利城の見学会(mission3城攻め)の予習も踏まえながら、
香川さんの復元イラストを見つつ各城ついてのお話。
香川さんからイラスト制作のウラ話などもうかがいました。

<監修:中井均、イラスト:香川元太郎>のクレジットは書籍ではおなじみですが、
なんと、中井先生は30年以上お仕事をされているのに、この日が初対面だったとのこと!!

中井先生が描かれる縄張図は平面図ですけれど、先生の目には立体的に城が見えているはずで。
香川さんも当然ながら、頭に浮かんでいる立体的なものをイラストに落とし込んでいるわけで。
手法は違うながらも、やはり共通して“城が見えている”から
お電話やメールのやり取りだけで通じるものがあるのだそうですよ。
そんなエピソードも、お城ファンからすると貴重ですね。

私は縄張図を睨んだり復元イラストを見てようやく把握できる部分があるので、
おふたりの空間把握能力みたいなものは超人的なのだなあ、と感服しました。

さて、今城と大森城は構造的な部分もおもしろいのですが、気になるのが城の増改築です。
私としては、エッジのきいた部分が混在することをうかがってみたく。
たとえば大森城は明らかに異彩を放つ二重堀切が印象的だったのですが、
これは城の向きを考えると南側の強化で、とすると考えられるのは小牧・長久手の戦いのとき…?など。
もしかすると横堀も小牧・長久手の戦いの際の改築かもね、というお話もありました。

可児市に見ごたえのある山城がたくさんあるのは、そんな歴史的背景もあるんですよね。

 

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3.可児市山城フリートーク①
中井均先生&加藤理文先生&萩原さちこ
「美濃金山城の実態に迫る!〜織豊系城郭のなかの金山城とは〜」

可児市さんのイベントでもおなじみの金山城について、少し違う視点で。
「天守」「象徴」「石垣」「破城」の4つのキーワードから、
織豊系城郭のなかの美濃金山城の位置付けに迫ってみました。

どんな天守があったのか、類似性と系統については、
加藤先生と中井先生とでも少し見解に違いがあるそうです。うーん、お城は深い。
加藤先生が持参の写真をもとに、たくさん解説してくださいました。

織豊期は、短期間でいろんなことが一気に変化して、技術も発展して、
揺らぎのなかで常に変化しながら、しかし軸が確立され研ぎすまされていく感じがします。
それがとてもおもしろいなと私は思うのですが、
そんななかで、東濃という地域内に限定された傾向や特長があるのか、
森氏という信長・秀吉政権下の一族がどんな立ち位置にあってどう動いたのか、
城との関わり、織豊系城郭の取り入れ方や城づくりの特長なども気になります。
この地域の歴史と変遷を知っていくと可児市の山城たちはもっとおもしろいでしょうし、
やはり可児市の枠を越えて東濃の城を見ると、歴史のうごめきがもっとリアルになると思います。

象徴としての金山城を考えると、時代の変化に伴う城の変化も見えてきます。
金山城が中心地として最適だった時代から、変わっていくのはなぜなのでしょう。
余談ですが、可児市教育委員会文化財課の長沼さんもおもしろいお話をしていました。
本丸の発掘調査が進んだら、明らかになってくることがあるかもしれませんね。
このあたりはまだまだグレーゾーン。楽しみですし、私も勉強したいです。

石垣については、技術の系統、そもそもの城づくりの類似性など。
技術の導入などにも触れました。
参加された方は、金山城の石垣と、松倉城や宇佐山城の石垣を見比べてみてくださいね。

そして、破城。
中井先生から、破城のタイミングにはさまざまなパターンがあることの解説。
では、金山城は誰が、いつ、なんのために城割したのか…?
このテーマは本当に深くておもしろい!
アンケートでも、破城について触れてくださっている方がいちばん多かったです。

いちばん大切なことは、現地を歩くこと。
実際に歩いて、見て、感じることがいちばんの醍醐味なんですよね。
「城歩きは探検!謎解きするのが楽しい!」が、先生方からのメッセージでした。

本当は、お打ち合せではもっと話題が出ていたのですが、
限られた時間で盛り込むスキルが私になく。。ごめんなさい。
金山城トーク、まだまだいくらでもできそうなので、
可児市さん、また機会をください(笑)!

 

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4.スペシャルトーク
坂本昇治さん&萩原さちこ
「大人気アプリ「発見!ニッポン城めぐり」開発ウラ話」

さすがユーザー数10万人を誇る大人気アプリ、会場のみなさんもご存知でしたね。
とはいえ、開発された方のお話が聞けることはなかなかないので、
これまたスペシャルなトークだったのではないでしょうか。

アプリ誕生の経緯、アプリの機能のお話のほか、なんで3000城なの?の理由など。
私的にはもっとも気になっていた
「ぶっちゃけ、無料でどうやって運営してるの?」の疑問が解決してスッキリです(笑)

私はデジタルものには疎く、なんだか少し別世界な気もしていましたが、
つくっている方も楽しんでいる方も、
城を好きな気持ちは同じなんだなあ、と改めてうれしくなりました。
アンケートでも、アプリを身近に感じられたという感想がありました。

ディープなユーザーさんのお話なども、おもしろかったですね。
ややムチャ振りだったにも関わらず登壇してくださった坂本さん、ありがとうございました!

 

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5.豪華景品争奪!山城クイズ大会!!
城フェス限定・香川元太郎さんコラボver. 

事前に拝見していた、香川さん作のクイズが豪華すぎること!!
この時間、私は裏でごにょごにょしていてゆっくり参加できなかったのですが、
写真を見る限り、やはり大盛り上がりですね!
(この1枚だけ見ると、やや怪しい集会の写真に見えてしまうのが笑えます。。)

今回はみなさんのレベルが高く、なかなか人数が減っていない気がしました。
中井先生と加藤先生も、張り切って参戦されていました。
みんなで楽しめるクイズ大会はいいですね。

中井先生、加藤先生、香川元太郎さん、発見!ニッポン城めぐりさんから、
今回も豪華すぎる景品をご提供いただきました。
関ヶ原町さんからもいただきましたよ。みなさま、ありがとうございました!
(写真がありません、、、ゲットした方、ご提供ください)

 

 

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中井先生からは、かねてから私があたためている「城フェスオールナイト」のご提案も…!

最後は加藤先生の勝ち鬨で。
まるでライブ会場のような写真からもわかるように、会場は一体化して終幕しました。

 

 

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みなさまからのアンケートをご紹介します(一部抜粋)。
ご協力ありがとうございました。

・徹夜の城フェス、ぜひやって欲しい(東京都・50代・男性)
・時間を感じさせない楽しさでした(東京都・40代・女性)
・山城に行きたくなりました(滋賀県・60代・女性)
・「発見!ニッポン城めぐり」開発ウラ話がおもしろかった(愛知県・40代・男性)
・信長スペシャルをやって欲しい!(愛知県・40代・女性)
・ほかの県、地域でもやって欲しい(埼玉県・40代・女性)
・アプリとコラボしたら盛り上がりそう(埼玉県・40代・女性)
・金山城のことがよくわかってよかった(岐阜県・30代・女性)
・もっと時間を長くしてもよいと思う(神奈川県・40代・男性)
・日中の見学会と連動しているのがよかった(埼玉県・30代・男性)
・先生のキャラがおもしろくて話が楽しかった(岐阜県・60代・男性)
・クイズ大会盛り上がりました(愛知県・40代・男性)

 

改めまして、ご来城ありがとうございました!
次回の城フェス…その前に、来年○月の発掘調査でお会いしましょう(笑)

 

 

文/萩原さちこ(城フェス実行委員長)